オナニーのやりすぎで早漏になるという話があります。
また、それと同時に遅漏になるという話もあります。
「え?どっち?なんのことやら?症状が正反対だけどなんで?」と思う方も多いと思います。
しかし一見この症状がこの正反対の噂話は、実のところ両方とも当てはまるのだから厄介な問題です。
つまり、オナニーはやり方によって早漏にも遅漏にもなりえるということなのです。
しかもオナニーのやり方によっては、EDやその他の射精障害になる可能性もあります。気持ちがいいからといってやりすぎてしまうと、とんでもない症状を引き起こしてしまうので注意が必要です。
今回はそんな早漏にも遅漏にもなりえるオナニーの方法に関して、早漏や遅漏の改善を目指すやり方に焦点を当てながら紹介していきます
【なぜ、早漏になるのか?】
オナニーのやり方によっては、早漏になる可能性があります。
オナニーをやる時って、実際みなさんどのぐらいの時間をかけてやりますか?
これは人により千差万別なので一概には言えませんが、セックスのように時間をかけてやる、という方は、恐らく少数派なのではないでしょうか?
「相手もいないし一人でやるものなので、とりあえず射精出来れば良い・・・」恐らくそういった方が多いのではないかと思いますが、実はこれが早漏の原因となるのです。
射精だけすればいいという短時間のオナニーは、すればするほど早く射精する癖がついてしまうので、余計に早漏が治りにくくなってしまうのです。
早漏でもなく遅漏でもない人というのは、ある程度射精をコントロールすることが出来ます。
つまりオナニーする時は割と早く射精でき、きちんとセックスする時はそれなりに射精するタイミングをコントロールし、いいタイミングで射精することが出来るのです。
これは経験を重ね、精神的にも安定しているからこそできる事です。
しかし相手がいるセックスよりも、一人で行うオナニー回数の方が多く、射精することがメインのオナニーになってしまうと、射精感をコントロールする必要がないため、ただペニスを刺激し射精するだけの行為となり、それが早漏に繋がってしまう可能性が出て来ます。
反対に、短時間でオナニーをしてしまう癖が悪化すると、中折れの原因にもなり得ます。
どういう事かというと、短時間でオナニーするということは、それだけペニスに強い刺激を与えることになります。
強い刺激を与えれば与えるほど射精感がこみあげてきますよね?
これをずっとやっていると、いざ本番のセックスをする時に、膣の締め付けでは物足りなくなってしまう可能性が出るためです。
よく考えてもらうと分かると思うのですが、男性の握力ってとても強いですよね?それに比べると女性の膣の中はそこまで締め付けは強くないです。
その握力でのオナニーに慣れてしまうと、女性の膣に入れた時にその刺激に物足りなさを感じてしまい、それが結果として中折れになってしまうのです。
これは遅漏の原因にもなることです。
さらに余ったペニスの皮を利用して、優しく亀頭を刺激するタイプの皮オナニーをすると、亀頭が直接むき出しにならない状態でのオナニーになるので、亀頭がだんだん刺激に弱くなり、結果として早漏の原因になります。
しかも皮オナニーは、包皮がだんだん伸びてしまうので、これを続けていくと包茎に悩むことになるでしょう。
【なぜ、遅漏になるのか?】
早漏とは逆にあたる遅漏ですが、なぜオナニーで遅漏になってしまうのでしょう。
これは前項でも説明した通り、オナニーの時にペニスを握る力が強いと、ペニスに与える刺激も強くなり、結果として遅漏の原因になるためです。
中折れの原因の説明時にも少し述べましたが、男性の握力と女性の膣内の膣圧とを比較すると、当然男性の握力の方が強くなります。
つまり、女性の膣圧では刺激が足らなすぎて射精しにくくなり、遅漏となるのです。
これは中折れの原因にも同じことが言えます。
また、同様の理由に床を使ってオナニーをする方法があります。
これはうつぶせの状態で地面や床など硬いものにペニスをこすりつけて行うオナニーの方法ですが、この方法のオナニーはかなり気持ちがいいということで、この方法を好む男性が多いらしいです。
しかしこの方法、男性が行うオナニーの中では、かなりの刺激があるので、遅漏の原因になりますし、女性の膣圧では満足に刺激を得ることが出来なくなり、ひどい場合だと膣内射精障害という一種のEDと同じような障害になってしまう可能性があります。
何故かといいますと、この床を使ったオナニーというのは、する時に完全な勃起状態にしてしまうと痛くてオナニーが出来ません。
なのであえて完全な勃起状態にしないようコントロールをしてしまう悪習慣が身に付いてしまうのです。
ですので、このオナニーを続けてやっていくと、だんだん完全に勃起した状態ではなく、半分硬くなった状態で射精をすることが多くなり、常態化してしまう可能性があります。
完全に勃起した状態以外での射精、つまり半勃起での射精というのは、ペニスにとってはイレギュラーな状態での射精なのです。
つまり、勃起をしなくても射精をすることができるようになりますので、勃起を維持する力がなくなってしまうのです。
【危険なオナニーの方法】
オナニーで早漏と遅漏になる原因を説明しました。
それらをあわせて危険なオナニーの方法というものを紹介します。
〔短時間でのオナニー〕
短時間のオナニー習慣は勃起維持力低下につながります。
勃起してから射精するまでの時間が極端に短くなるので、このオナニーばかりしていると勃起状態をキープするのがだんだん難しくなってきてしまうのです。
また、すぐに射精する習慣がつきますから早漏の原因となります。
〔皮オナニー〕
ペニスの皮を利用して、亀頭に刺激を与えるオナニー、いわゆる皮オナニーです。
このオナニーの方法は仮性包茎の男性に多いやり方だと言われています。日本人全体の約6割の男性がこの仮性包茎だと言われているので、やったことがある人は多いのではないでしょうか?
しかしこの方法のオナニーは、亀頭が包皮に包まれた状態で行うため、亀頭をむき出しにしたオナニーに比べ亀頭への刺激が少なくなります。
それゆえ実際に女性とセックスをした時に、女性の膣に亀頭、特にカリが触れただけでも強い快感を得てしまいますので、早漏の原因になります。
〔刺激的なAVを見てのオナニー〕
AVというのは現実世界に比べるとかなりフィクションなものが多いです。現実味から離れているものやマニアックなものなど、様々な世界観が繰り広げられています。
そういった世界ばかりを見ていると、いざ現実の世界の女性とセックスをするとなると、AVの世界と現実の世界のギャップが生じ、中々イケなくなってしまう可能性が高まります。
そしてあまりにもマニアックなAVばかりを好んで見てオナニーをしてしまうと、特殊な性癖でしか興奮しなくなる可能性があります。
また、強い刺激のあるAVを見てオナニーをすることは、刺激が強い分とても興奮するので、すぐに射精する癖がついてしまい、結果として早漏の原因となります。
〔ペニスへ刺激を強く与えるオナニー〕
床に限らず、物にペニスをこすりつけてのオナニー、ペニスを強く握るオナニーなどの、ペニスに強い刺激を与えるオナニー方法は、女性の膣圧では刺激が足らなくなり、女性との普通のセックスだと物足りなさを感じてしまう可能性があります。
そして結果として遅漏の原因となります。
〔半勃起オナニー〕
完全に勃起をしていない半勃起の状態で日常的にオナニーをする習慣がありますと、勃起をしなくても射精をすることが出来るようになってしまいます。
本来ペニスは完全に勃起した状態で射精する状態が通常です。
半勃起状態での射精の習慣がついてしまうと、女性とのセックスの時に完全に勃起した状態にならなくなってしまう可能性があります。
その結果、中折れやEDの原因となってしまうのです。
〔寸止めオナニー〕
早漏改善のために良く勧められる寸止めオナニーですが、実はこれも危険なオナニーの方法といえます。
寸止めオナニーを続けることで射精をするタイミングをコントロールできるというように言われていますが、確かに射精のコントロールは身に付くとは思います。
しかし、あまり頻繁にこのオナニーをやっていると、精液が膀胱へ逆流する「逆行性射精」になる可能性があります。
これは、早漏改善にならないばかりか、泌尿器科系の病気になってしまう可能性があるので非常に危険な行為です。
〔足をピンと伸ばしてのオナニー&特定の体位でのオナニー〕
足をピンと伸ばしてのオナニーというのは、お尻に力がはいりますので、射精感を早く得ることが出来ます。
確かに男性でも女性でもイクときときのは、体が固まって足がピント伸びる状態になりますが、これは通常の状態であって問題ありません。
ですが、この状態をイクとき以外に意図的に行うことで、それが癖になってしまい、その状態でないと射精出来なくなってしまう可能性があります。
ですので、このような特定の体位でオナニーをする習慣が付きますと、様々な体位でのセックスが難しくなります。
【オナニーにて早漏と遅漏を改善させるには?】
1回のオナニーで早漏を改善させるには、オナニーにかける時間を長くすることです。
早漏というのは興奮度が0から100までの時間が極端に短く、たった数分で達してしまう状態のことを言います。そのため、0から90にまで興奮が高まってきたら、また0の状態に興奮を戻す訓練をオナニーで行います。
例えば、AVを見てオナニーをするとしたら、インタビューシーンや茶番を飛ばして、いきなりフェラチオのシーンや挿入のシーンから見るのではなく、AVの最初の導入部分からセックスが終わった最後の最後まで、全体を通して視聴し、そのシーンごとにペニスを勃起させたり抑えたりを繰り返すといった、長時間のオナニーが有効的です。
さらに、アダルトDVDのようなすぐに興奮できるものではなく、妄想などを利用してのオナニーといのも早漏改善には効果があります。
妄想はAVやアダルトDVDのような視覚や聴覚に対して直接的な刺激がないため、じっくり時間をかけておこなうオナニーには最適だと言えます。
また、早漏と遅漏両方に効果がある方法としては、オナホールを使用することです。
亀頭が刺激に弱くて早漏となっている方は、オナホールを使用することで、女性の膣内に挿入している感覚を味わえるので、亀頭が刺激に強くなります。
逆にペニスを強く握りオナニーをする方は、オナホールを使用することで、今まで握力によって刺激を与えられていたのが、オナホール特有のソフトな感覚での刺激になるので、最初は物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、徐々に慣れていくことで実際のセックスでも射精のコントロールがしやするなるでしょう。
【まとめ】
オナニーというのは、実に様々なやり方があり、その人自身にとって一番気持ちがいいオナニーの方法というのがあると思います。
しかし、そのやり方ひとつによって、早漏にも遅漏にもなりえる原因となります。
そしてそのオナニーのやり方によっては、早漏遅漏どころか、ED障害や射精障害といった障害を引き起こしてしまう可能性もあるのです。
さらに、特異なオナニーをし続けると「逆行性射精」という、精液が膀胱へ逆流する病気になってしまう可能性もあります。
このように様々なオナニーがある中、間違った危険なオナニーの方法で性欲を見たし続けると、思わぬ障害を引き起こしてしまう可能性があります。
基本的にはオナニーは、時間をかけて、ゆっくりと行う習慣をつけることで、早漏、遅漏の改善にも効果を発揮します。
間違った危険なオナニーは避け、早漏や遅漏それぞれに効果的なオナニーの方法で、それぞれの症状を改善していきましょう。